症例紹介

No.13

矯正歯科 ワイヤー矯正 【2023/05/23】 

 

20代男性「役者をしているため、歯並びを改善して発音や見た目を良くしたい」上下の歯並びが乱れた「叢生」と左右非対称な噛み合わせを、下あご2本のみの抜歯とワイヤー矯正で治療した症例

治療前

治療前

治療後

治療後

ご相談内容


「前歯の噛み合わせが左右で異なっている。歯が歪んで並んでいて、真ん中もずれているのが気になる。役者をしており、演劇で人前に出ることも多いため、歯並びを改善して発音や見た目を良くしたい」とご相談いただきました。



カウンセリング・診断結果

拝見したところ、全体的に歯が正常な位置からずれたり捻じれたりして生えている「叢生(そうせい)」が認められ、特に下の歯並びには大きな歪みが生じていました。 あごの骨の位置に関しては、下あごが前方に出ている「下顎前突(かがくぜんとつ)」で、上下の前歯の噛み合わせが部分的に逆になっていました。



行ったご提案・治療内容

 

下あごの左右の歯(第1小臼歯/4番)を1本ずつ抜いてから、上下の歯並びと噛み合わせを改善する治療をご提案しました。 負担軽減のため最小限の抜歯にて治療方針を検討したところ、歯並びの左右差が大きい下あごの抜歯は避けられないものの、上あごは抜歯せずに叢生を解消できる可能性があることをご説明し、同意いただきました。 歯を動かす装置には、ワイヤー矯正の「マルチブラケット装置」を選択しました。 また、下あごに関しては、下顎前突と著しい叢生を改善するため、抜歯して確保したスペースを最大限に活用する必要がありました。 そこで、あごの骨に金属のネジ「矯正用アンカースクリュー」を埋め、それを土台にして歯を動かす治療を併用し、しっかりと歯並びを整えていきました。。




術後の経過・現在のご様子

歯が正常な位置にきれいに並び、全体の歯で均等に噛めるようになりました。 患者様にも「役者は口を大きく開くことも多いので、美しい歯並びになって嬉しい。発声も良くなった」と大変お喜びいただきました。 現在も定期的な検診でご来院いただき、経過を拝見しています。




 

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用

  • 治療中、発音しにくい場合があります。
  • 治療中、舌が動かしにくいことがあります。
  • 治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります。
  • 歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります。
  • 冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります。
  • 正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
診療種別 20代男性
診療種別 自由診療
治療費総額の目安 900,000円
治療期間の目安 動的治療期間(歯を動かしている期間)1年7ヶ月
治療回数の目安 -

 

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 治療前 

 治療後 

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クリニックより


矯正治療をご希望される患者様は、歯の乱れを綺麗にしたい・歯並びを整えたいというご要望はもちろんのこと、横顔や口元の美しさも求めていらっしゃいます。 最近では、横顔における鼻先と下顎の先を結んだ線「E-Line( E-ライン/イーライン)」という専門用語が広く知られるようになりました。この線上や線の内側に口元がおさまっているのが理想の横顔とされており、矯正治療により、歯並びのみならず顔の見た目の改善も期待できます。 また、審美的な改善だけでなく、歯や噛み合わせが担っている、噛む、発音するという本来の機能の改善も矯正治療の大きな役割です。 ただし、人によって骨格は様々ですから、前後的にあるいは左右的に骨格に大きな差異があると、歯の移動のみでは改善が困難な場合もあります。 当院では、歯を移動させる矯正だけでなく、顎のズレや位置を改善させる外科的矯正治療も行っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。