症例紹介

No.14

ワイヤー矯正 【2023/05/22】 

 

10代女性「見た目がよくないので治したい」人に見えない裏側矯正「リンガルブラケット」と目立たない器具「審美ブラケット」を使い、受け口を伴うデコボコの歯並びを改善した症例

治療前

治療前

治療後

治療後

ご相談内容


「見た目がよくないので治したい」とご相談いただきました。



カウンセリング・診断結果

拝見したところ、右上の前歯(中切歯/1番、側切歯/2番、犬歯/3番)と、下前歯(左中切歯、右犬歯)はデコボコに並ぶ「乱杭歯(らんぐいば)」の状態でした。 右上前歯は下の歯と反対に噛み合う「反対咬合」も見られ、右上下の犬歯は歯の並びから外側にズレて生える「八重歯」でした。 横顔は、下顎が前に出ている「下顎前突(受け口)」の状態でした。 患者様は「前歯の右側半分が反対咬合で、八重歯が目立つのが悩み」とおっしゃっていました。 また「目立つ矯正装置を避けたい」とご希望がありました。



行ったご提案・治療内容

 

患者様のご希望に沿って、上は装置を歯の裏側に装着する「リンガルブラケット(裏側矯正装置・舌側矯正装置)」でのワイヤー矯正治療をご提案しました。 下は、目立ちにくい器具「審美ブラケット」を使った、表側からのワイヤー矯正治療をご提案しました。 また上下左右の歯(第1小臼歯/4番)の計4本は、歯を動かすスペース確保のために抜歯する「便宜抜歯」が必要であることもご説明し、同意をいただきました。 右上前歯の反対咬合と八重歯は一番のお悩みでしたので、裏側矯正装置を装着してから早期に改善できるよう慎重に歯を動かしました。 経過3ヶ月で反対咬合と八重歯が改善できたので、その後は他の部分を整えながら全体の噛み合わせを治療しました。




術後の経過・現在のご様子

正常な噛み合わせになり、歯並びはとても綺麗になりました。 噛み合わせの違和感や痛みもなく、経過は順調です。 装置を歯の裏側に装着したことで、目立たない矯正治療ができ、早々に気になる部分を改善できました。 患者様には「人に気づかれずにここまで綺麗に治療できて、とても嬉しい」と大変喜んでいただけ、その後の治療も積極的にご協力いただきました。 現在は、定期的に経過を観察しています。




 

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用

  • 治療中、発音しにくい場合があります。
  • 治療中、舌が動かしにくいことがあります。
  • 治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります。
  • 歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります。
  • 冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります。
  • 正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
診療種別 10代女性
診療種別 自由診療
治療費総額の目安 1,260,000円
治療期間の目安 動的治療期間(歯を動かしている期間)2年3ヶ月
治療回数の目安 -

 

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 治療前 

 治療後 

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クリニックより


矯正治療をご希望される患者様は、歯の乱れを綺麗にしたい・歯並びを整えたいというご要望はもちろんのこと、横顔や口元の美しさも求めていらっしゃいます。 最近では、横顔における鼻先と下顎の先を結んだ線「E-Line( E-ライン/イーライン)」という専門用語が広く知られるようになりました。この線上や線の内側に口元がおさまっているのが理想の横顔とされており、矯正治療により、歯並びのみならず顔の見た目の改善も期待できます。 また、審美的な改善だけでなく、歯や噛み合わせが担っている、噛む、発音するという本来の機能の改善も矯正治療の大きな役割です。 ただし、人によって骨格は様々ですから、前後的にあるいは左右的に骨格に大きな差異があると、歯の移動のみでは改善が困難な場合もあります。 当院では、歯を移動させる矯正だけでなく、顎のズレや位置を改善させる外科的矯正治療も行っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。