No.8
30代女性「下あごが出ていて前歯がうまく噛み合っていない、発音が気になる」非抜歯の矯正治療で歯並びや噛み合わせを治療し、受け口になっていた見た目も改善した症例
患者様には3つの治療法をご提案しました。 1つ目は、矯正治療とあごの骨の手術「下顎後退術」を組み合わせて、噛み合わせや歯並びを改善する「外科的矯正治療」、2つ目は、下の歯を2本抜歯し歯を動かすスペースを作り、歯の表面につけた四角い装置にワイヤーを通す「マルチブラケット」による矯正治療、3つ目は、抜歯をせずにマルチブラケットで歯並びを整える「非抜歯矯正治療」を説明しました。 患者様は骨格的な下顎前突で顔つきの改善希望もあるため、外科的矯正治療も検討していただきましたが、ご家庭に小さいお子様がいらっしゃることから、入院を要する外科治療は避けたいとのことでした。 また、歯を抜く治療にも抵抗があるご様子だったため、非抜歯矯正治療を選択しました。 抜歯や手術などの外科治療を避けて噛み合わせと正面や横からの顔つきを改善させる難しい治療でしたが、患者様のご協力のもと、様々な矯正治療上のテクニックを組み合わせて慎重に治療を行いました。
手術を行わなくても、歯を移動させることであごの位置を後ろへ変化させる治療メカニズムが効果を現し、抜歯もせずに治療を終えることができました。 噛み合わせも問題なく、経過は順調です。 患者様は「歯を抜かずに、矯正治療だけで噛み合わせや顔つきまで治せて良かった」と大変喜んでいただけました。 現在は、定期的に経過を確認しています。 連れ添ってご来院していたお子様も、子供の歯の時期「乳歯列期」から患者様と同じように受け口だったため、患者様の治療と並行して歯の生え変わりを経過観察しました。 小学生になって最適な時期を見計らい、引き続き治療を行うことになりました。 遺伝的要素も強く関係する歯並びなので、お子様に関して適切な時期から治療することができたのは幸いでした。
診療種別 | 30代女性 | ||||||
診療種別 | 自由診療 | ||||||
治療費総額の目安 | 850,000円 | ||||||
治療期間の目安 | 動的治療期間(歯を動かしている期間)1年9ヶ月 | ||||||
治療回数の目安 | - |
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